今日のスマ客blogは、『Google広告でSEOの順位は上がるのか?』についてです。
美容室やネイルサロン、エステサロンといった美容系サロンの店舗、居酒屋、レストラン、焼肉屋、ラーメン屋、カフェといった飲食系店舗、税理士、行政書士、弁護士といった士業系事業所を経営するのに一番重要なのは集客だということは、今までの投稿記事などでもうご承知かと思います。
WEB集客をする手段として
・SEO対策
・MEO対策
・リスティング広告(PPC広告)
が王道となります。このWEB集客の中でよくいただく質問が、『GoogleのPPC広告を行っている間は対象キーワードで検索順位が上がるが、PPC広告を終えると検索順位は下がるのですか?』というものです。
この点については、Googleは公式に何度もPPC広告を購入することで自然検索順位(SEO)の上昇につながることは無いと発表しています。基本的にはGoogleの発表は米国発信(本社がありますから当然ですが…)されてから、それが日本にも反映されるといった形ですが、その米国では検索結果ページに表示させる広告情報は、きちんと【広告】であるということを明記する法的な義務を負っているため、もしGoogleのPPC広告で掲載されているものが自然検索に影響を及ぼすとその影響を及ぼしている自然検索の結果にも【広告】といった表記が必要になります。
法的に厳しい米国内で、PPC広告が自然検索に影響があるにもかかわらず、その自然検索に【広告】表記がなければ、各方面から袋叩きといった追及は免れません。また昨今のGAFAへの締め付けや各々の監視の目から逃れるため、広告主の対象キーワードの自然検索順位を優遇するといった危ない橋を渡る行為はチョット考えられません。
でもそれが分かっていても何となくGoogleのPPC広告を行っている間は、自然検索の順位が上がっているように感じますがそれはなぜでしょうか?
恐らくですが、GoogleのPPC広告を行うとGoogleで検索したキーワードの表示結果ページからリンクされているサイトへの流入が増えるからかと思います。これは、検索ユーザーのchromeやfirefox、safari、IE、Edgeといったブラウザのクッキーが大きく関わり、またGoogleが提供しているchromeでは流入するデータなども記録します。
Googleはそれらのビッグデータを収集し、サービスの改善や向上するためにビッグデータを利用していると公表していますから、サイトの評価(上位表示の目安)をする上で参考にしていると考えられます。それを裏付けるものとしてGoogleの検索順位での上位表示を決定する上で重要ファクターの中に
・自然検索の結果からの流入が多いかどうか?
・直接訪問者数が多いかどうか?
という2つがありますが、今回の「Google広告でSEOの順位は上がるのか?」にとりましては、後者の【直接訪問】というのが鍵になります。直接訪問とは、検索エンジンでのキーワード検索結果からのアクセスや通常サイトからのリンク、SNSからやってくるアクセスではなく、chromeやfirefox、safariなどといったブラウザから直接アクセスすることを指します。
Googleで上位表示しているサイトの特徴として検索エンジンや通常サイトからのリンク、SNSからやってくるアクセスではなく、chromeやfirefox、safariなどといったブラウザから直接アクセスするユーザーが多い傾向が見受けられます。
ブラウザから直接アクセスするユーザーとは、ブラウザのブックマークやお気に入りからアクセスするユーザーやブラウザ自体が以前アクセスしたURLを覚えているので、それを優先的に表示されたりまたは検索補助として優先的に表示されたりしたURLをそのままクリックしてアクセスすることを指します。
直接訪問の多いサイトは、ユーザーからの評価や認知度の高いサイトを指します。いわゆる有名で人気の高いサイトです。分析で有名な【Similar】での分析結果では、有名で人気の高いサイトの約75~85%は直接訪問といった結果が出ています。検索エンジンで調べる前に直接訪問するユーザーがこれだけ多いことには驚かされます。
Googleは基本、検索ユーザーが求めるものを率先して検索結果の上位に表示させるといったことから、
ユーザーが直接訪問でアクセス
↓
Googleが評価して検索順位を上げる
↓
Googleでの露出が増えたため、新規ユーザー流入
↓
ユーザーがさらに直接訪問でアクセス
↓
Googleが評価して検索順位をさらに上げる
↓
Googleでの露出がさらに増えたため、新規ユーザー流入
・
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・
といった形のループになります。
しかしこれは、あくまでも有名で人気の高いサイトの話です。皆様が運営される通常サイトでは、中々ここまではいきません。では、なぜGoogleのPPC広告を行っている間は、自然検索の順位が上がっているように感じになるのか?
これは、GoogleのPPC広告を行っているときにPPC広告をクリックしたユーザーが、そのサイトは自分にとって必要と感じた場合、ブラウザーのブックマークやお気に入りに登録する行動にでることが多いです。そしてそのユーザーが次回アクセス時からはそのブラウザーのブックマークやお気に入り、ブラウザーのクッキーなどからアクセスするいわゆる【直接訪問】の形をとることが多くあります。
直接訪問の数が増えれば、Googleからの評価も高くなり、必然的に対象キーワードでの自然検索の順位が上がるといった形のプロセスかと思います。
GoogleのPPC広告で露出
↓
ユーザーがクリック
↓
ユーザーがブックマークやお気に入りに登録
↓
ユーザーが直接訪問でアクセス
↓
Googleが評価して検索順位を上げる
↓
Googleでの露出が増えたため、新規ユーザー流入
・
・
・
といった形が取れれば、大手や有名で人気の高いサイトにはかないませんが、競合と差をつけることはできるのではないでしょうか?もちろんすぐに結果が出るということではありませんので、少しずつ地道に行う必要性があります。
もちろん全ての店舗や業種でこのような結果なるとは言えませんが、少なくとも現状を打破するきっかけにはなり、何が足りなかった&何がいけなかったといった反省点は見えてくることは間違いありません。
その動きは必ず、WEBの集客アップや来店による売上アップにも繋がりますので、もし集客が上手くいっていない店舗様や事業所様がいらっしゃいましたら、一度リスティング広告の本格運用を考えてみてはいかがでしょうか?
スマホでのSEO対策やリスティング広告運用でお悩みなら【スマ客】へお気軽にご相談ください。またスマホ集客に限らずスマ客では、『WEBマーケティング全体』の観点からのご相談も受け付けております。ご不明な点などは遠慮なく気軽にお尋ね下さい。