今までの記事で、MEO対策（ローカルSEO対策）にサイテーションが重要といったことを伝えてきましたが、そもそもサイテーションとは何を指しいるのでしょうか？
今回は、グーグルで検索されたときに表示されるマップでの上位表示を考えている方に向けて、サイテーションの説明とMEOへの影響をお伝えいたします。
サイテーションとは？
サイテーションとは、他のホームページ（サイト）にご自身の店舗や事業所の名前、住所、電話番号、URLなどが記載され、それを他の方が参照することを指します。SEO対策でのリンク対策で出てきます被リンク（バックリンク）と同じように感じますが、サイテーションの場合、記載されている情報のリンクが有無は関係なく、あくまでも正確な店舗や事業所の情報を記載されていることを意味します。
そのサイテーションを記載し一般的に公開しているサイトは、色々とあります。代表的なサイトですと【Hotfrog】があります。
このようなサイテーションサイト内のページでは、まず店名（屋号含む）や事業所名があり、その下に連絡先の住所と電話番号、またWEB情報としてのURLがあります。その他には、会社概要（店舗概要や事業所概要）があります。このように店舗や事業所の情報が記載されたサイトのことを総称で、サイテーションサイトと言います。
ちなみに、これらの店舗や事業所の情報のことを『NAP』と呼ぶことがあります。NAPとは、
・Name ＝ 名前
・Adress ＝ 住所
・Phone ＝ 電話番号
といった名前、住所、電話番号の英単語の各頭文字をとってそう呼ばれています。
では、このサイテーションをどのように活かせばいいのか？
サイテーションサイトに登録
まずは、ご自身の店舗や事業所をサイテーションに登録して露出を高めます。サイテーションでの登録には、有料と無料どちらも存在しますが、基本無料で問題ありません。登録の際に注意が必要なのが、カテゴリーです。
全く違う業種が集まっているようなサイテーションサイトに登録したり、色々業種が集まっているサイテーションサイトでも全く違うカテゴリーに登録といったことはお勧めできません。ご自身の業種に合ったサイテーションサイトへ登録をしましょう。
サイテーションサイト登録に必要なものは、先程のNAPやURL、会社概要（店舗概要や事業所概要）が一般的ですが、登録サイトによって必要なものが違ってくる場合もあります。例えば、店舗の画像だったり、ロゴだったり、SNSのアカウントだったりと色々あるので、そこは登録するサイテーションサイトでの確認が必要です。確認方法は、各サイテーションサイトの登録画面で確認が取れるかと思います。
サイテーションサイトによっては、その場で登録が完了するものもありますし、メールでの認証が完了してから登録が完了するものもあります。メールでの認証が必要なものの手続きを最後まで行わないと、登録されないことになりますので、注意が必要です。
誤ったサイテーションの訂正
サイテーションサイトに登録されているNAP情報だけを見てもおよそ50％近くは記載ミスがある感じです。酷いものですと住所の項目に何故か店舗名を記載しているといったこともあります。またサイテーションサイトに登録するときの情報は、MEOで表記されている情報とイコールにしなければなりません。
どういうことかといいますと、例えば、グーグルマップの方では、【東京都千代田区丸の内1-1-1】と表記されているところをサイテーションサイトでは、【東京都千代田区丸の内1丁目1番地1】と入力してしまっていることがあります。情報だけ見ると特段違わないですが、比べてみますと、
・東京都千代田区丸の内1-1-1
・東京都千代田区丸の内1丁目1番地1
といった形で、丁目以降が違う表記になってしまっています。意味合いは一緒ですが、データ上では、イコールにはならなかったり、もしくはなり難い形です。NAPの統一は、MEO対策に重要なファクターとなります。
以上のことを気をつけながら、サイテーションを増やしてみたり、修正をしてみたりしてみてはいかがでしょうか。
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